INTERVIEW
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ハカルプラスを辞めて知った世界が
ハカルプラスの魅力を教えてくれた
松浦 精太郎
計量事業本部
計量開発課
課長代理
2012年入社。大学を卒業と同時に新卒採用でハカルプラスに入社。その後、10年目に他社に転職するも2021年にハカルプラスに復帰。現在は機械設計の中核でハカルプラスを牽引している。
もっと新しい経験を積みたいと考えて、
ハカルプラスを飛び出した
実は私はハカルプラスを一度、辞めています。最初にハカルプラスに出会ったのは大学の新卒時です。大学では工学部でロボットの制御について研究していました。ハカルプラスのインターンシップに参加したのが出会いです。もともと機械設計を希望していたので、インターンシップも機械設計でした。そのときに、お客様との打ち合わせに参加させていただいたのが大きかったですね。しっかりと要望を聞いて、現場で組み立てるスタッフと相談を重ねたりする。最終的に現場に行って調整できるというのも魅力でした。最初から最後までトータルに関わる仕事がしたかったので、ハカルプラスに入社しました。
転職を考えたのは入社後10年ほど経ったときでした。ヘッドハンティング的な感じだったんです。学生時代にやっていたロボット関係のプログラムなど、仕事の幅が広がる、ということに魅力を感じたのかもしれません。当時の上司ともしっかりお話しした上で、転職させていただきました。でも、転職して感じたのは、ハカルプラスという会社への信頼の上で仕事をさせてもらっていたんだなということ。新しいことに取り組んでいても、そこには100年以上歴史を積み重ねてきたと企業という信頼がある。だからこそ、私たち技術者も思う存分、チャレンジできるんだということに改めて気付いたんです。

確かな人間関係があったからこそ、
もう一度ハカルプラスで力を発揮することができた
結局、私は2年ほどでハカルプラスに戻ってきました。お客様に新しい提案をする場合にも、確かな信頼関係があるなかでの提案はスムーズですし、お客様と一緒に考えているという実感があります。逆に、外の世界を経験したことで、ハカルプラスでは暗黙の了解になっているけれど、世の中では常識ではないんだな、ということも知ることができました。最近は採用でも「アルムナイ(卒業生、同窓生)」をいう言葉が使われるようになりましたが、個人的には自分がアルムナイとなることで、ハカルプラスのいいところをより自覚できるようになったと思っています。
現在の仕事でいうと、ほとんどがオーダーメイドだということがお客様から支持されていますね。定型ではなくお客様に合わせてカスタマイズする。細かな要望を取り入れながらカタチにしていく。そんな、お客様の立場に立った開発をしているからこそ、他社に断られたという会社から引き合いが多いんです。そして、そういう会社との取引が信頼関係を生み、長いお付き合いが続いているのだと思いますね。

諦めず に試行錯誤するからこそ
新しい可能性が見えてくる
例えば、打ち合わせ通りの機能が備わった設備が完成したとします。でも、実際に試運転してみたら、原料の粉が機械についたりする。正直、機能を満たしているんだからそれでいいという会社もあるかもしれません。でも、私たちはそこを放ってはいけないんですよね(笑)。手離れは悪くなるし、効率だって良くない。だけど、打ち合わせの段階からお客様の立場に立って仕事をしているから、そんなこと言えません。試行錯誤して、お客様の望む完成度まで引き上げていく。諦めずに試行錯誤するからこそ、新しい技術も身につくし、新しい可能性だって見えてくるんだと思います。
もちろん、だからといってプライベートを犠牲にするという発想はありません。私も子どもが生まれてから育児休暇をもらったり、いまも週に1度の在宅勤務をさせてもらっています。仕事もプライベートもどちらも大切にできるように、会社が職場環境を整えてくれています。
いま、私自身は通常の自動計量設備の設計をやりながら、2025年に向けて掲げているロボット計量装置の製品化に取り組んでいます。どんどん新しいことにも挑戦させてくれるし、自由度もある職場なのが嬉しいですね。これから転職してくる人にとっても、新しいキャリアを築くことができる環境になると思いますよ。
